PPS|樹脂加工、プラスチック加工専門メーカーの日新電気株式会社

日新電気株式会社

PPS

ABS

分子量の小さい結晶性樹脂である。流動性が大きく、ほとんどの場合ガラス、炭素繊維、タルク、クレー、シリカなどの充填材と混合して使われる。

特徴

⑴ 熱変形温度が260℃と高く、非常に耐熱性がすぐれている。
⑵ 耐薬品性にすぐれ、剛性も高い。
⑶ 高温下での機械性性質の低下が少ない。
⑷ 流動性が良く、成形加工性にすぐれている。複雑形状で薄肉製品の加工ができる。成形収縮率も小さく寸法精度を出しやすい。
⑸ すぐれた不燃性樹脂(UL94、V−0)である。
⑹ 耐摩耗性、電気特性にすぐれ、非粘着性である。
⑺ 無毒性である。

主な用途

・電気関係(電子レンジギヤ、回転台、複写機用爪、電気機器精密部品、コネクター、スイッチ、プリント基板など)
・自動車部品(バルブ、キャブレター部品、デストリビューター部品)
・機械関係(カメラ部品、機械部品、歯車、ピストンリング、加熱処理用治具、電気絶縁用部品など)
・化学機器(ポンプハウジング、ポンプ羽根)
・塗料、表面保護関係(充填材として使用され摩耗係数の改善、耐蝕性、非粘着性の改良。化学プラント、熱交換器などの表面保護材)